この記事の要点(30秒でわかる)
- マンジャロは冷蔵庫(2〜8℃)で保管します。届いたらすぐ冷蔵庫へ入れてください
- 凍らせたら使えません。一度凍った製剤は、解けても使用できません
- 置き場所は庫内の奥。ドアポケットと冷気の吹き出し口は避けます
- 持ち運びは保冷剤と一緒に。ただし保冷剤に直接触れさせないようにしてください
- 飛行機では機内持ち込みが基本です。預け入れ荷物の貨物室は温度が保証されません
マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は温度管理が必要なお薬です。保管の仕方を間違えると、成分が変化して本来の性質が保てなくなることがあります。このページでは、自宅での置き場所から、旅行・停電のときの対応までをまとめます。
マンジャロの保管方法・保存方法|冷蔵庫の2〜8℃が基本です
保管で守っていただきたいことを、1枚にまとめました。

マンジャロは2〜8℃の冷蔵保管が指定されています。当院では提携薬局からクール便でお届けしていますので、受け取ったらできるだけ早く冷蔵庫に入れてください。
外箱に入れたまま保管すると、光を避けられ、温度変化も緩やかになります。使うときまで箱から出さないことをおすすめします。

※参考:PMDA くすり情報「マンジャロ皮下注アテオス」(一般の方向け)
冷蔵庫のどこに保存するか
| 場所 | 向き・不向き | 理由 |
|---|---|---|
| 庫内の中段・奥 | ◎ おすすめ | 温度が安定しています |
| 野菜室 | △ 要確認 | 冷蔵室より高めの設定のことがあります |
| ドアポケット | × 避ける | 開閉のたびに温度が上がります |
| 冷気の吹き出し口の前 | × 避ける | 凍結するおそれがあります |
| チルド室・パーシャル室 | × 避ける | 0℃前後で凍結のおそれがあります |
| 冷凍室 | × 絶対に不可 | 凍結した製剤は使用できません |
意外と見落とされやすいのがチルド室です。「よく冷えるから安心」と思って入れてしまいがちですが、0℃前後まで下がる設定のため凍結のリスクがあります。冷蔵室の通常の棚に置いてください。
マンジャロを凍らせてしまったときの保存はどうするか
一度凍った製剤は、解けても使用できません。見た目が元に戻っていても、成分の性質が変化している可能性があるためです。もったいなく感じても、使わずにご相談ください。
次のような場合は、使用前に必ずご連絡ください。
- 凍っていた、または凍っていた可能性がある
- 中身が濁っている、色がついている、粒のようなものが見える
- 長時間、常温や高温のところに置いてしまった
- 使用期限が切れている
常温で放置したときの保存期間の目安
短時間であればただちに使えなくなるわけではありませんが、どのくらいの時間・どのくらいの温度だったかによって判断が変わります。自己判断で「大丈夫だろう」と使わず、状況をお知らせください。
お伝えいただきたいのは次の3点です。
- 出しっぱなしにしていたおおよその時間
- 置いていた場所(室内・車内・直射日光の有無)
- そのときの気温の目安
とくに夏場の車内は非常に高温になります。買い物の途中で受け取って車に置いたままにする、といった状況は避けてください。

マンジャロを持ち運ぶときの保管方法
- 保冷バッグと保冷剤を使ってください
- 保冷剤に直接触れさせないでください。タオルや緩衝材を挟みます。密着させると凍結するおそれがあります
- 外箱に入れたまま運ぶと、緩衝と遮光を兼ねられます
- 移動が長くなる場合は、保冷剤を多めに用意してください
「冷やしすぎ」も「温めすぎ」も避ける、というのが持ち運びの原則です。保冷剤に密着させて凍らせてしまう例は実際にありますので、ご注意ください。
旅行・出張・帰省のときの保存方法
飛行機に乗る場合
- 機内持ち込みが基本です。預け入れ荷物が入る貨物室は温度が保証されず、凍結のおそれがあります
- 注射器を含む医薬品のため、保安検査で説明を求められることがあります。処方の内容がわかるものを携帯すると安心です
- 必要な書類は行き先によって異なります。海外へ持ち出す場合は事前にご相談ください
滞在先での保管
- ホテルの冷蔵庫は温度が高めのことがあります。可能なら温度設定を確認してください
- ミニバーの冷却が弱い場合、保冷バッグを併用してください
- 実家などでは、冷凍室・チルド室に入れられてしまわないよう、家族にも伝えておくと安心です
打つ曜日をまたぐ場合
旅行の日程で予定日がずれそうなときは、曜日の変更が可能です。ただし前回から中3日(72時間)以上あける必要があります。詳しくはマンジャロを打ち忘れたらをご覧ください。
停電・災害のとき
冷蔵庫は、扉を開けなければしばらく庫内の温度を保ちます。停電時はむやみに開けないことが第一です。
- 長引きそうな場合は、保冷バッグに保冷剤とともに移してください(直接触れさせない)
- 復旧後、常温に長く置かれた可能性がある場合は、使用前にご相談ください
- 避難が必要な場合は、外箱ごと保冷バッグに入れて持ち出してください
使い終わったあとの取り扱い
使用済みのデバイスは針を含むため、家庭ごみとして捨てることはできません。硬い容器などにまとめて保管し、回収の案内に従ってください。処分方法についてはお気軽にお問い合わせください。
よくあるご質問
常温で保管することはできますか?
冷蔵での保管が指定されています。常温での取り扱いの可否や期間は製品や状況によって異なりますので、自己判断せず添付文書と医師・薬剤師の指示に従ってください。判断に迷う場合はご相談ください。
凍っていたかどうか、見た目で分かりますか?
解けたあとは見た目で判断できないことがあります。凍結が疑われる場合は、見た目に問題がなくても使用せずにご相談ください。中身が濁っている、粒のようなものが見えるといった変化があれば、その時点で使用を中止してください。
受け取り時に不在でした。大丈夫でしょうか?
クール便は不在の場合、宅配業者の冷蔵設備で保管されます。ただし再配達までの時間が長くなるほど条件は不利になりますので、できるだけ早くお受け取りください。宅配ボックスでの受け取りは温度が保てないため、ご利用にならないでください。
まとめて届いた分は、どう保管すればいいですか?
すべて冷蔵庫で保管してください。外箱に入れたまま、庫内の安定した場所にまとめて置くのがおすすめです。使用期限が近いものから順に使ってください。
家族に見られたくないのですが、隠して保管しても大丈夫ですか?
温度条件が保てる場所であれば問題ありません。ただし冷蔵庫以外の場所(引き出しやクローゼットなど)には保管できません。冷蔵庫の中で、外箱に入れたまま目立たない位置に置く方法をおすすめします。
ご検討の前に必ずお読みください
- マンジャロ(チルゼパチド)は、国内では2型糖尿病の治療薬として承認されている医薬品です。体重管理を目的とした使用は、承認された効能・効果ではない適応外使用にあたります。
- 体重管理目的の処方は自由診療(保険適用外)で、全額自己負担となります。
- 当院では国内正規流通品を、提携薬局を通じてお届けします。
- 本ページの内容は一般的な取り扱いをご説明するものです。保管方法および使用の可否は、必ず製品の添付文書と医師・薬剤師の指示に従ってください。
- 吐き気・便秘・下痢などの消化器症状のほか、まれに急性膵炎・胆のう関連症状などの重大な副作用のリスクがあります。体調に異変を感じた場合は速やかにご相談ください。
- 効果・副作用の出方には個人差があり、結果を保証するものではありません。
- 諸外国では、体重管理を目的とした同成分(チルゼパチド)の医薬品が承認されています。
- オンライン診療の結果、医師が適切でないと判断した場合は処方できないことがあります。
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保管や配送のご不安も、お気軽にご相談ください
当院では提携薬局から温度管理のうえクール便でお届けし、受け取り後の保管方法もあわせてご案内しています。判断に迷ったときは、そのままにせずお問い合わせください。オンライン診療・LINEでご相談いただけます。無理な勧誘はいたしません。
参考文献
- マンジャロ皮下注アテオス 添付文書(日本イーライリリー株式会社)/PMDA くすり情報(マンジャロ皮下注アテオス 全6規格・一般の方向け)
- マンジャロ皮下注アテオス 使用説明書(日本イーライリリー株式会社)

