マンジャロ(チルゼパチド)とは?効果・副作用・料金を医師監修で解説

マンジャロ(チルゼパチド)の仕組みと料金を解説する記事のアイキャッチ

この記事の要点(30秒でわかる)

  • マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、GIPとGLP-1という2つの受容体に作用する週1回の注射薬です
  • 日本では2型糖尿病の治療薬として承認されており、体重管理を目的とした使用は適応外使用(自由診療・保険適用外)です
  • 少ない用量から始め、経過をみながら医師が段階的に調整します。自己判断での増量はできません
  • 吐き気・便秘などの副作用があり、まれに重大な報告もあります。効果にも副作用にも個人差があります
  • 当院では診察料0円。2.5mg 30日分 ¥7,550(税込)、14日のお試しは ¥5,478(税込)から。別途、配送料(クール便)2,200円がかかります

マンジャロという薬の名前を聞いて、詳しく調べにこられた方が多いと思います。このページでは、仕組み・使い方・費用・副作用・診療の流れまで、検討に必要なことを一通りまとめました。個別のテーマはそれぞれ詳しい記事を用意していますので、気になるところから読み進めてください。

マンジャロとは

マンジャロ(Mounjaro/一般名:チルゼパチド)は、米国のイーライリリー社が開発した注射薬です。GIPGLP-1という2つの消化管ホルモンの受容体に作用することから、「GIP/GLP-1受容体作動薬」に分類されます。

日本国内では、2型糖尿病を効能・効果として承認されている医薬品です。血糖に応じてインスリンの分泌を促す働きに加え、胃の動きや食欲に関わる働きが報告されており、これを背景に、医療機関では体重管理を目的とした自由診療(適応外使用)としても用いられることがあります。ただし、これは日本で承認された効能・効果ではありません。

従来のGLP-1薬との違い

これまでのGLP-1受容体作動薬(オゼンピック、リベルサスなど)がGLP-1受容体だけに作用するのに対し、マンジャロはGIP受容体にも同時に作用します。2つの経路に働きかける設計が、この薬の特徴とされています。詳しくはマンジャロとオゼンピックの違いで解説しています。

作用のしくみ

  • 血糖への働き/血糖値が高いときにインスリンの分泌を促す作用が報告されています
  • 胃への働き/胃の動きをゆっくりにし、食べたものが胃に留まる時間に関わります
  • 食欲への働き/脳に働きかけ、満腹感の感じ方に影響することが報告されています

これらの働きにより、食事の量や食欲の感じ方に変化が出ることがあります。ただし感じ方には大きな個人差があり、食事・運動などの生活習慣の見直しと併せて取り組むことが前提です。薬だけで体重が管理できるものではありません。

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使い方|週1回、少ない用量から

週に1回、専用の注射デバイスを使って腹部・太もも・上腕のいずれかに自己注射します。曜日を決めておくと忘れにくくなります。針の取り付けが不要な使い切りタイプのため、操作は比較的簡単です。

用量は2.5mgから開始し、経過と体調をみながら医師の判断で段階的に上げていきます。これは、消化器症状などの副作用をできるだけ抑えるための設計です。自己判断で用量を増やすことはできません。

お薬は冷蔵保管が必要です。当院では提携薬局から温度管理のうえ、クール便でご自宅へお届けします。

こんな方が対象になり得ます

以下は一般的な考え方であり、実際に処方できるかどうかは医師が診察のうえで判断します。ご希望に沿えない場合もあります。なお、日本ではBMI25以上を「肥満」、それに健康障害をともなう場合を「肥満症」と区別しています。ご自身が当てはまるかは肥満症とは?BMIで確認するをご覧ください。

  • 食事・運動などの生活習慣の見直しを試したうえで、医学的なアプローチも選択肢として検討したい方
  • 体重や健康診断の数値が気になっている方
  • 副作用やリスクを理解したうえで、医師の管理下で取り組みたい方
  • 通院の時間がとりにくく、オンラインでの受診を希望される方

使用できない・注意が必要な方

  • 妊娠中・授乳中の方、妊娠を計画している方
  • 膵炎の既往がある方
  • 重い胃腸の病気がある方
  • 甲状腺髄様がん、または多発性内分泌腫瘍症2型の既往・家族歴がある方
  • 他の血糖を下げる薬を使用中の方(低血糖のリスク)
  • そのほか、医師が不適と判断した方

料金(自由診療・税込)

当院は診察料0円、事前のご相談も0円です。表示はすべて通常の提供条件で、期間限定の割引やキャンペーンは行っていません。自由診療のため保険は適用されず、全額自己負担となります。保険で使う場合の公定価格(薬価)との違いはマンジャロの薬価はいくら?で説明しています。

マンジャロ 用量別・期間別の料金(税込・診察料込み)
用量14日
お試し
30日60日90日180日
2.5mg
導入・開始用量
¥5,478¥7,550¥19,610
月あたり ¥9,805
¥29,260
月あたり ¥9,753
¥57,200
月あたり ¥9,533
2.5mg+5mg 併用
切り替え時
¥14,140
5mg
調整用量
¥16,300¥36,160
月あたり ¥18,080
¥52,500
月あたり ¥17,500
¥100,120
月あたり ¥16,687
7.5mg
調整用量
¥28,280¥52,870
月あたり ¥26,435
¥76,870
月あたり ¥25,623
¥145,320
月あたり ¥24,220
10mg
維持・調整用量
¥36,990¥68,540
月あたり ¥34,270
¥99,320
月あたり ¥33,107
¥187,110
月あたり ¥31,185
12.5mg
維持・調整用量
¥45,350¥83,580
月あたり ¥41,790
¥120,890
月あたり ¥40,297
¥227,230
月あたり ¥37,872
15mg
維持・調整用量
¥53,310¥97,910
月あたり ¥48,955
¥141,420
月あたり ¥47,140
¥265,440
月あたり ¥44,240
  • ※表記価格はすべて税込です。診察料込みの価格です。
  • ※別途、配送料(クール便)2,200円がかかります(離島・諸島は別途料金がかかる場合がございます)。
  • ※「月あたり」は合計金額を30日で換算した参考値です(14日・30日プランには表示していません)。
  • ※用量・期間は医師が診察のうえ判断します。ご希望のプランで開始できない場合があります。
  • ※60日以上のまとめてのご案内は、医師が経過を確認し適切と判断した場合に限ります。
  • ※オンライン診療の結果、処方できない場合がございます。

内服・併売のお薬(税込)

マンジャロの経過に応じて、医師が必要と判断した場合にご案内するお薬です。ご希望のみでの処方はできません。

お薬数量価格
防風通聖散エキス顆粒30日分(60包)¥4,980
ダパグリフロジン錠 5mg30日分(30錠)¥4,980
ドンペリドン錠 10mg10錠¥750
  • ※体重管理を目的とした使用は、いずれも承認された効能・効果とは異なる使い方(適応外使用)となる場合があります。
  • ※国内で承認された医薬品を、医師の判断のもとで用います。効果・副作用には個人差があります。
  • ※併用の可否は、既往歴・服用中のお薬をふまえて医師が判断します。

体重管理は数か月から年単位で取り組むことが多いため、無理なく続けられる金額かどうかを、始める前にご検討ください。途中で中断すると体重が戻る可能性が報告されています。

オンライン診療の流れ

  1. 予約・オンライン問診/フォームまたはLINEから予約し、問診にご回答ください。既往歴・服用中のお薬・アレルギーは正確にご記入ください
  2. 医師によるオンライン診察/医師が適応とリスクを確認します。不適と判断した場合は処方できないことがあります
  3. ご案内・お支払い/料金と注意事項をご案内します。ご納得のうえでお進みください(自由診療・保険適用外)
  4. ご自宅へ配送/提携薬局から温度管理のうえ発送します。使い方・保管方法・副作用時の対応もあわせてご案内します
  5. 経過フォロー/体調の変化を医師が確認し、用量調整や継続の可否を相談しながら進めます

予約から診察までスムーズに進んだ場合、最短で当日〜数日でお手元に届きます。

消毒用の綿とともにマンジャロを段ボール箱へ梱包する様子
提携薬局での梱包の様子

効果はどのくらい報告されているか

日本人を含むアジアの参加者を対象としたSURMOUNT-J試験(Kadowaki T ほか、Lancet Diabetes & Endocrinology 誌 2025年)では、糖尿病のない、BMI27以上かつ2つ以上の合併症をもつ方などを対象に72週間の観察が行われ、プラセボと比べた体重の変化が10mgで−16.1%、15mgで−21.1%と報告されています。

ただし、これは限られた条件の参加者における平均値です。個々の結果には大きなばらつきがあり、ご自身に同じ変化が起こることを示すものではありません。効果を保証するものではありません。報告された数字をキロ数に直した目安と、その数字がどんな方たちのものなのかはマンジャロで何キロ痩せる?で、時期ごとの目安はマンジャロの効果はいつから?で解説しています。

副作用・リスク

マンジャロには副作用のリスクがあります。以下は主なもので、すべてではありません。

  • 消化器症状/吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、食欲不振など。開始時・増量時に多いとされます
  • 注射部位の反応/赤み、かゆみ、腫れなど
  • 低血糖/特に他の血糖降下薬と併用する場合に注意が必要です
  • 筋肉を含む「脂肪以外」の減少/体重が減るときに一定の割合で起こります。詳しくはマンジャロで筋肉は落ちる?
  • 重大なリスク(頻度は高くないものの報告あり)/急性膵炎、胆のう関連の症状、重いアレルギー反応など

激しい腹痛、止まらない嘔吐、息苦しさなどが現れた場合は、使用を中止して速やかに医療機関を受診してください。対処法と受診の目安はマンジャロの副作用で詳しくまとめています。

他のGLP-1系の薬との違い

主な薬剤の一般的な分類(優劣を示すものではありません)
薬剤(一般名)作用する受容体投与国内での承認
マンジャロ(チルゼパチド)GIP+GLP-1週1回・注射2型糖尿病
オゼンピック(セマグルチド)GLP-1週1回・注射2型糖尿病
リベルサス(セマグルチド)GLP-11日1回・内服2型糖尿病
ゼップバウンド(チルゼパチド)GIP+GLP-1週1回・注射肥満症/睡眠時無呼吸(要件あり)
ウゴービ(セマグルチド)GLP-1週1回・注射肥満症(要件あり)

※体重管理を目的とした使用は、いずれも承認された効能・効果ではない適応外使用となる場合があります。取扱いは医療機関により異なります。

ゼップバウンドは、マンジャロと同じ成分(チルゼパチド)を肥満症の治療薬として承認したものです。条件を満たせば保険診療の対象になります。条件はかなり細かく定められているため、ゼップバウンドとマンジャロの違いで全項目をご確認いただけます。

よくあるご質問

マンジャロは何mgから始めますか?

一般に2.5mgから開始し、経過と体調をみながら医師の判断で段階的に調整します。少ない用量から始めるのは副作用をできるだけ抑えるためです。自己判断での増量はできません。

オンライン診療だけで処方してもらえますか?

医師のオンライン診察のうえ、適切と判断された場合に処方し、ご自宅へ配送します。診察の結果、処方できないとお伝えすることもあります。自由診療(保険適用外)です。

受け取るまでどのくらいかかりますか?

予約・問診・診察がスムーズに進んだ場合、最短で当日〜数日でご自宅へ配送されます。お薬は冷蔵保管が必要なため、クール便でお届けします。

保険は使えますか?

体重管理を目的とした使用は適応外使用にあたるため、公的医療保険は適用されません。自由診療となり、全額自己負担です。

やめるとリバウンドしますか?

中止後に体重が戻る可能性は臨床試験でも報告されています。食事・運動などの生活習慣を維持することが重要です。やめるタイミングは医師とご相談ください。詳しくは「マンジャロをやめたらどうなる?」をご覧ください。個人差があります。

注射が初めてで不安です。

マンジャロは針の取り付けが不要な使い切りタイプで、操作は比較的簡単です。使い方は診察時と配送時にご案内します。それでも不安な場合は、遠慮なくご相談ください。

ご検討の前に必ずお読みください

  • マンジャロ(チルゼパチド)は、国内では2型糖尿病の治療薬として承認されている医薬品です。体重管理を目的とした使用は、承認された効能・効果ではない適応外使用にあたります。
  • 体重管理目的の処方は自由診療(保険適用外)で、全額自己負担となります。
  • 当院では国内正規流通品を、提携薬局を通じてお届けします。
  • 同じ成分(チルゼパチド)を用いた肥満症治療薬「ゼップバウンド」が国内で承認されており、一定の要件を満たす場合には保険診療の対象となります。要件に該当する可能性がある方は、そちらを取り扱う医療機関へのご相談もご検討ください(条件の詳細)。
  • 吐き気・便秘・下痢などの消化器症状のほか、まれに急性膵炎・胆のう関連症状などの重大な副作用のリスクがあります。体調に異変を感じた場合は速やかにご相談ください。
  • 妊娠中・授乳中・妊娠を計画している方は使用できません。
  • 効果・副作用の出方には個人差があり、結果を保証するものではありません。食事・運動などの生活習慣との併用が前提です。
  • 本記事で紹介した臨床試験は対象者の条件が限られており、結果がそのまますべての方に当てはまるものではありません。
  • 諸外国でも、体重管理を目的とした同成分(チルゼパチド)の医薬品が承認されています。
  • オンライン診療の結果、医師が適切でないと判断した場合は処方できないことがあります。

テーマ別に詳しく読む

知りたいことに近いところからお進みください。まずは下の6つが入口になります。

はじめに知っておきたいこと

使い方・扱い方

副作用・体の変化が気になるとき

続けるための生活の工夫

女性の方へ

費用のこと

持病・お薬がある方へ

他の薬と比べて考える

オンライン診療について

自分に合うかどうか、まず医師にご相談ください

費用もリスクも確認したうえで、始めるか決めていただけます。オンライン診療なら、移動の負担なく医師にご相談いただけます。無理な勧誘はいたしません。選択肢の一つとしてご検討ください。

参考文献

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